大阪では、大阪の背骨である御堂筋線を筆頭に、あちこちに地下鉄が走っています。
地下鉄は、もちろん地面の下を走っているわけですが、ここでひとつ質問です。
大阪で一番深いところにある地下鉄の駅はどこだか分かりますか?
一般的に、地下鉄は、後からできた路線、つまり新しい路線が深いところを走るように設計されると思います。
このため、私は、比較的、新しい路線にある駅ではないかと想像していました。
しかし、実際はそうでもなかったので、今回、レポートすることにしました。
大阪で最も深い場所にある駅
正解は、大阪ビジネスパーク駅(OBP駅)になります。
大阪ビジネスパーク駅は、大阪市営地下鉄長堀鶴見緑地線に属する駅になります。
1996年に開業しました。
地上面から駅のプラットホームまでの深さがなんと32.3メートルもあります。
改札とホームを結ぶ途中の階段やエスカレータが異様に長いのが印象的です。
利用したことのある人は普段から何気なく感じていると思いますが…。
近くに地下鉄が走っているわけではないのですが、近くに川が流れており、この川の下を通る必要があることから、地下深くに建設されたと言われています。
体感では、地下4階くらいにホームがあるイメージです。
駅に入ってから、電車に乗るまで、3分くらいかかりますので、終電の近くに利用するときには、注意しましょう。
大阪ではありませんが、私は東京に出張中、都営大江戸線で終電に乗り損ねた経験があります。
この路線も同様にとても深い場所にありました。
大阪で最も浅い場所にある駅
逆に、浅い場所にある駅は、御堂筋線の西田辺駅になります。
地上から地下まで深さ1.6メートルだそうです。
西田辺駅は戦後すぐに開業した駅です。
当初は、地上から路線がむき出しになっており、地下鉄っぽくなかったようです。
西田辺駅は、私も利用したことがあります。
改札をでて、地上に向かうエスカレーターからはすぐに地上が見えていたのが印象的でした。
最も深い地下鉄の駅は、新線の開発とともに、今後、更新される可能性は高いです。
しかし、西田辺駅のこの記録は当分、もう破られることはないのではないでしょうか。