あなたは、湖と沼と池のちがいって、分かりますか?
私は分かりませんでした。
それぞれ、イメージはありますが、定義そのものはよく分からない状況でした。
今回は、この違いを押さえた上で、大阪で最も深いと思われる「池」を探してみたいと思います。
湖と沼と池のちがい
湖と沼と池のちがいは、ざっくりというと、次の通りです。
・湖・・・天然にできたもの、深さ5メートル以上、水草なし
・沼・・・天然にできたもの、深さ5メートル未満、水草あり
・池・・・人工にできたもの
池は、もともと小さいイメージがあります。
しかし、大阪で最大級の3つの池(光明池・狭山池・久米田池)は巨大なもので、限りなく湖に近いものでした。
今回は、大阪にある「池」のうち、最も深いと言われている池を紹介したいと思います。
可能性としては、上記3つの池の中のどれかだと思っていたのですが…。
大阪で最も深いと言われている池の正体
大阪で一番深い池。
これは探すのに、とても苦労しました。
しかし、
「おそらくここだろう!」
という池を、ついに見つけ出しました。
その正体は…。
河内長野市にある「寺ヶ池」になります。
正確な深さのデータが残されているわけでも測定したわけでもありません。
しかし、寺ヶ池は、築後355年、一度も水を枯らしたことのない池だと言われているそうです。
「一に寺池(寺ヶ池)、二に狭山池、三に久米田池」
という伝説もあり、どんな干ばつにも水が底をついたことのない池として有名なのだそうです。
通常、「池」は10メートルの深さがあれば、深い池とみなされるようです。
しかし、寺ヶ池は推定30メートルの深さはあるようです。(立派なマンションくらい、沈めることができるのでしょう。)
この寺ヶ池が誕生したのは、江戸時代でした。
寺ヶ池は、滝畑ダム下流の石川から8キロメートルにもおよぶ長い水路を通じて、水を蓄えています。
多くの水を蓄えるために、当時の人々はさまざまな工夫をしていたようです。
その苦労のおかげで、今では、寺ヶ池の周辺には、住宅地が広がっています。
寺ヶ池公園に囲まれた寺ヶ池は、その美しい風景によって、訪問する人の心を和ませてくれています。
私も一度訪問しましたが、本当に綺麗な場所で癒されました。
もし、興味のある人は、一度、大阪で一番深い池の美しさを堪能してみてはいかがでしょうか。