大阪で車を運転することは、非常に難しいと言われています。
理由はいろいろありますが、他の地域から見た場合、次のような点に驚くことが多いようです。
・左車線が駐車場状態になっている
・黄色信号で車が急加速する
・バイクのすり抜けが多い
・無灯火の自転車が道路に出ている
・オレンジの線の上を車線変更する
・クラクションをすぐに鳴らされる
どれも危険なので、やってはいけないことですが、悲しいことに、大阪では珍しくない光景です。
自分は正しくルールを守っていても、外的な影響も大きく、運転の難易度は非常に高いものと思われます。
交通量調査
今回は、そのような大阪において、イライラ度を高める、特に混雑している一般道路ベスト3をお届けしたいと思います。(高速道路や有料道路は除外します。)
平成27年の秋季に、全国の道路交通量調査が実施されました。
この調査は、国土交通省、都道府県、政令指定都市、高速道路会社等の関係機関が連携して実施したものになります。
サンプル期間は、平成22年度までの道路交通センサスによるものとします。
それでは、以下、大阪で混んでいる一般道路ベスト3を見ていきましょう。
第3位:堺市南区竹城台3丁、富田林泉大津線
昼間12時間の交通量は59502台になります。
この路線は、堺市の中心部と泉北ニュータウン・和泉ニュータウンを結ぶバイパス道路です。
泉北ニュータウンを横断する区間では「泉北1号線」とい呼ばれています。
道路の中央には泉北高速鉄道が走っています。
信号もなく、スピードも出しやすい区間のため、速度超過の取り締まりもよく実施されている。
泉北ニュータウン住民にとっては、知らない人はいない動脈路線になっています。
ちなみに、大阪第3位の交通量を誇っているこの道路は、全国でも10位にはいる交通量となっています。
第2位:東大阪市本庄西、大阪中央環状線
昼間12時間の交通量は80145台になります。
この路線は、上り側道3車線と本線3車線、高速道路上下6車線、下り本線3車線と下り側道3車線の巨大道路になっています。
最大幅員は122メートルにもなります。大阪府の大動脈となる路線です。
大阪人には言わずと知れた、この「中環」ですが、他にも「内環」「外環」という道路もあります。
「内環」と「外環」は国道ですが、「中環」は府道です。
ただ、国道よりも、府道の「中環」のほうがはるかに大きく、立派な道路であるように感じます。
大阪第2位の交通量を誇っているこの道路は、全国でも5位にはいる交通量となっています。
第1位:大阪市北区豊崎6丁目、国道423号
昼間12時間の交通量は90895台になります。
この路線は、大阪万博に合わせて整備された新御堂筋といわれる路線です。
道路の中央に、大阪市営地下鉄御堂筋線と北大阪急行が走っています。
西日本では、一番交通量の多い路線です。
高架道路が連続しており、自動車専用道路ではありませんが、本線上は原付や歩行者の通行を規制しています。
梅田から北摂に至るまで、信号が全くないため、空いているときは快適に走行できますが、朝晩はいつも大渋滞しています。
時速60キロで走行するとあおられるという恐怖の道路でもあります。
大阪第1位の交通量を誇っているこの道路は、全国でも3位にはいる交通量となっており、大阪最大の一般道路といっても差し支えないでしょう。
まとめ
大阪で渋滞する道路ベスト3をまとめてみます。
第1位:大阪市北区豊崎6丁目、国道423号(新御堂筋)
第2位:東大阪市本庄西、大阪中央環状線(中環)
第3位:堺市南区竹城台3丁、富田林泉大津線(泉北1号線)
いかがでしょうか。
あなたの感覚と合ってますでしょうか?