
土地の取引の目安となる「公示地価」が、先日発表されました。
大阪府と京都府では、商業地が6年連続、住宅地も2年連続で上昇しています。
全国の商業地の上昇率ベスト10で見ても、大阪市は5地点、京都市は3地点がランキングされています。
相変わらず、海外からの観光客によるにぎわいが続いていると言えるでしょう。
大阪で地価上昇率の高い場所
大阪では、インバウンド効果が続いています。
商業地の地価上昇は、周辺の住宅地の地価も押し上げています。
大阪中心部の商業地では土地が高くなっているので、周辺の地域にマンションなどを建設しているのでしょう。
場所別に見ると、住宅地では、箕面市白島2丁目が上昇率19.3%と大阪1位を記録しました。
大型商業施設「みのおキューズモール」から北に数百メートルの住宅地です。
大阪メトロ御堂筋線と接続する北大阪急行線の延伸による新駅「箕面萱野駅」による効果が大きいものと思われます。
北大阪急行では、全体的に地価が上昇してきています。
大阪で地価の高い場所
商業地に限ってみると、昨年あたりから、ミナミの勢いがすごいです。
今年も土地の最高価格は、大阪市中央区ミナミの商業ビルで、北区梅田を上回っています。
キタも勢いがないわけではないですが、ミナミの勢いが強すぎるのでしょう。
ミナミはアパレルブランドや飲食店が繁盛し、訪日客の人気がとても高くなっています。
それに伴って、ドラッグストアやホテルの進出もすさまじいです。
昔からミナミを知っている人にとっては、本当に別世界のように生まれ変わっています。
大阪万博あたりまでは、この地価上昇の流れは続くのではないでしょうか。