安心・安全なき需要はない?悪化の一途をたどる日本経済!

久しぶりに新型コロナウイルス関連の話題です。

私の新型コロナウイルスに対する考え方は次の記事に書きました。(7月17日の記事)

この考え方・見通しは、現在も変わっていません。

個人レベルでも、長期戦を覚悟する必要があると思っています。

今後も、デュアルモード社会(自粛モードと経済モード)を切り替えつつ、ワクチン・特効薬ができあがるのを待つことになるのでしょう。

最近の新型コロナの感染状況

ここ最近、数字だけを見ると、新型コロナウイルスの新規感染者は、収束の方向に向かっているように見えます。

これは、夏休みやお盆において、

・国民自身がきちんと感染対策を実施したこと
・国民自身が動かなかったこと(自粛モード)

が大きかったのではないかと、私は見ています。

しかし、他方、倒産や失業者の統計上の数字は増えてきています。

メディアで見えている数字は氷山の一角ですので、本当の倒産件数や失業者数は計り知れません。

倒産・失業の予備軍も含めると、膨大な数になると予想できます。

政府・自治体主導で、

・GoToキャンペーン
・国民全員への10万円給付
・地域復興策(大阪いらっしゃいキャンペーン等)

など、さまざまな需要喚起策を実行しても、人々は動かず、需要は思ったように増えていないようです。

新型コロナとは直接関係ありませんが、マイナポイントも同様ですよね。

2020年9月時点では、全国民の数%しか実行にうつしていない状況です。

現在は「自粛マインド」が強すぎて、誰も動かなくなっているのです。

需要の喚起策

感染拡大期には、国民ひとりひとりが考えて「自粛マインド」になります。

医療従事者の方々の絶え間ない努力にも頭が下がる思いです。

政府からすると、大きなお金をかけずに、国民が自律的に感染拡大を最小限にとどめているので楽ですよね。

しかし、逆に、感染収束期、つまり経済モードに切り替えないといけない時期は、無策では厳しいと思われます。

国民はなぜ、お盆に大きな動きを見せなかったのか?

そして、私自身、ほとんど外出を控えたのか?

理由は次の2点です。

「安心・安全」が担保されていないから
②自分自身に「手持ち資金」がないから

ます、①について。

よく

”新型コロナウイルスよりインフルエンザのほうが死者数も多く、新型コロナを過度に恐れる必要はない”

と主張する人がいます。

たしかに、そうかもしれません。

若い人達からすると、ほとんどが無症状か軽症です。

ただ、高齢者・持病持ちの方々に限ると、致死率・リスクは格段に上がります。

そして、私たちは、その高齢者・持病持ちの方々と一緒に生活をしています。

実際、家族内感染は拡大してきています。

しかも、新型コロナウイルスには、ワクチンも特効薬もなく、後遺症もまだ解明されていません。

では、「安心・安全」を担保するためにはどうするのか?

・医学の進展(ワクチン・特効薬の開発)に期待する
・必要なタイミングでPCR検査が充分にできるような体制を整える

これくらいしか思いつきません。

総理大臣、担当大臣、都道府県知事が

「感染に気を付けていれば大丈夫だよ」

と言っても、誰も「安全・安心」とは思っていないのです。

東京アラートと同様、大阪モデル(信号、K値、定量指標)も形骸化してきたように見えます。

敵は、未知のウイルスなので、自粛マインドが強靭すぎるのです。

そして、②について。

大企業はともかく、中小・零細企業、個人のお店は大打撃を受けています。

休業要請や時短要請の数十万円や、1度きりの持続化給付金、家賃支援給付金だけではもたないでしょう。

これについては、

・予備費を切り崩して必要なところにサポートする(融資でもよし)
・3度目の補正予算を組んでコロナ支援金を充分に確保する
・特措法を改正して、地方のことは地方に任せる(権限・お金を与える)

など、政府のほうから、積極的に、当面の資金繰りをサポートしてあげないと、需要は増えていかないでしょう。

もちろん、医療従事者への資金面でのサポートも必須だと思います。(病院経営も逼迫してますので。)

言わずもがな、経営者自身の努力(コスト削減、多角化、協業化などのアイディア・工夫)は大前提です。

ここ数日、総裁選の話で持ちきりですが、次の総理大臣・担当大臣には、このあたりの手厚いサポートを期待したいと思います。

スピード感をもって対応しないと、取り返しのつかないことになると思います…。