過呼吸で救急車で運ばれたときの話…恐ろしいパニック障害の対応策とは?

今から2ヶ月ほど前の話。

私は、大阪府内のとある商業施設で買い物をしていました。

特に体調が悪かったわけでもなかったんですが、ふつうに歩いていると…

突然、息苦しくなってきたのです。

今までにこんなことは経験したことがありません。

息を吸っても吸っても吸いきれない感じです。

海で溺れた時のような…。

「呼吸ができない…。」

不安と焦りで、私はその場にうずくまってしまいました。

救急車を呼んでもらった

周囲には、ショッピングを楽しんでいた人がたくさんいたので、私に声をかけてくれました。

「どうかされましたか?」

「すみません。息苦しいので救急車を呼んでもらえますか…。」

私は、そのような言葉を振り絞ったと記憶しています。

フラフラして、意識があるのかないのか分からない状態が続きました。

…気づいたら、私は救急車の中にいました。

商業施設の人が、救急車を呼んでくれたようです。

救急車の中では、少しだけ意識があったので、免許証だけ手渡して、いろいろと質問を受けました。

救急車という安心感はありますが、息苦しい状況はまだ変わりません。

私はそのまま近くの救急病院に運ばれました。

そこでは、点滴をうちながら、私は心電図や血液検査など、さまざまな検査をしてもらいました。

私の呼吸は少しずつ落ち着いてきた気がしました。

検査の結果は…

救急病院に運ばれてから約1時間ほど。

私はだいぶ楽な状況になっていました。

そして、医師から教えてもらった検査の結果はなんと…

「異常なし」

救急車で運ばれた時、脈拍数が早かったのは事実ですが、物理的にはどこも異常はないとのこと。

原因がわからないので、異常なしと言われても、安心感はゼロです。

一体、なぜ、私はあんなに苦しくなったのでしょう…。

医師は、私に次のようにアドバイスしてくれました。

「休日診療ということで、最低限の検査は実施しました。命に別状もなく、重大な病気も見つかりませんでした。ただ、状況から考えてみて、過呼吸であることは確実でしょう。一度、心療内科を受診してみてはどうでしょうか。」

心療内科…。

”灯台もと暗し”

です。

私は、心療内科には、いつもお世話になっていました。

なぜなら、私は、うつ病で会社員を辞めた経緯があったからです…。

うつ病で変わった私の人生

少し、私の過去にお付き合いください。

私は、転職を繰り返しながらも、コンサルティング会社に約20年の間、勤務していました。

しかし、私はあるプロジェクトで、うつ病になってしまい、普通に仕事をすることができなくなってしまいました。

休職後、退職を余儀なくされたのです。

無職状態で、普通に生活するのも厳しい状況が、2年ほど続きました。

私は副業で不動産投資をしていたので、不動産所得はあったものの、給与収入は完全に途絶えてしまいました。

そこで、お世話になったのが、次の傷病手当金です。

参考:休職から復職へのステップ…傷病手当金の受給に潜む落とし穴とは?

傷病手当金とは、簡単に言うと、仕事で働けなくなり、収入がゼロになった場合、もともとの給与の3分の2を、最大1年半の期間、カバーしてくれる頼もしい制度です。

私は、この傷病手当金と不動産収入で、2年間を乗り切りました。

しかし、40代半ばのうつ病おじさんが、次の就職先を見つけることは困難でした。

そんな時、今まで一緒に仕事をしてきた人たちが、私個人に声をかけてくれたのです。

「個人でもいいので、一緒に仕事をしませんか」

と。

無職の私にとっては、本当にありがたい言葉でした。

そこで、私は、個人事業主から起業という道を選択し、コンサルティングを受注するフリーランスに転身したのです。

「良い人脈」

というものは本当に重要で、ありがたいものだと思いました。

お世話になった方々には、今でも本当に感謝しています。

ただ、会社員時代と同じ働き方をすると、またうつ病になる可能性もあるので、勤務日数を減らすことにしました。

週3日勤務とかで契約することにしたのです。

収入が減る分、障害年金を申請し、受給することができています。

参考:若くても年金をもらう画期的な方法…障害厚生年金3級はリハビリ年金!

傷病手当金だの、障害年金だの、起業だの、普段は聞き慣れない言葉かもしれません。

しかし、世の中には、さまざまなセーフティネットがあるものだと、しみじみと実感したものです。

今回の症状はパニック障害

冒頭の話に戻りましょう。

私は救急車で運ばれましたが、体に異常はありませんでした。

そこで、いつもの心療内科へ行くと、

「パニック障害」

だと言われました。

うつ病とはまた異なる病名で、原因もまた異なるものなんですが、精神的な病であることは間違いなさそうです。

風邪や骨折はすぐに治療できても、精神的な病を治すのは、とても時間がかかるものだと再認識しました。

パニック障害とは、何らかの原因があるときに、文字通りパニックを起こし、過呼吸になる病気です。

原因は人それぞれで、私自身もまだ原因はぼやっとしたままです。

あんなに苦しい思いはもうしたくないので、医師の言葉を信じ、忠実に実行することにしました。

ポイントは4つです。

①医師から処方された薬(安定剤)を毎日飲むこと
②袋を持ち歩き、過呼吸になったときには、袋の中で呼吸すること
(酸素を吸いすぎないようにする一番簡単な方法のようです)
③呼吸が苦しくなりそうになったら、意識的にゆっくりと呼吸すること
④「パニック障害は生死に関わる病気ではない」と言い聞かせ、落ち着くこと

それから2ヶ月。

不安な日々は続いていますが、上記4点を守ることで、なんとか普通に生活できています。

パートタイムではありますが、仕事もなんとかできています。

パニック障害…。

得体の知れない病気ですが、知っていると知らないのとでは、いざというときの対応が全然異なります。

精神的な病は几帳面な性格の人がなりやすいと言われています。

しかし、うつ病やパニック障害は、誰にでも可能性があるものです。

お金の話とは異なり、この病気に関しては、私はアドバイスのしようがありません。

これからもうまく付き合っていくしかないと思っています。

あなたには、こんなケースもあるのだということを、知っておいてもらえたら幸いです。

そして、私を助けてくれた多くの方々に対しては、改めて、感謝の言葉を伝えさせていただきたいと思います。

本当にありがとうございました!