「ふたりのク~ラ~レ~(白鷺よ)」
「クラレのふ~た~り~(白鷺ね)」
「ふたりは愛を~」
「ク~ラ~レ~し~ら~さ~ぎ~」
年代は限定されますが、関西の人なら、このCMを見たことがある人はとても多いのではないでしょうか。
昭和の時代に栄えていた結婚式場である「クラレ白鷺」。
一体どこに存在していて、現在はどうなっているのでしょうか?
クラレ白鷺とは
クラレ白鷺は、大手紡績メーカーである「クラレ」が運営する結婚式場で、大阪市福島区の野田阪神にありました。
冒頭のフレーズで知られるCMが頻繁に放送されていたため、関西地区においては、抜群の知名度を誇る結婚式場になっていました。
昭和44年にオープンしたクラレ白鷺は、全盛期(昭和50年)には年間800組の結婚式が行われていました。
私も小さい頃、JR大阪環状線から、野田駅の北側付近を通っていたときには、クラレ白鷺の看板のようなものを眺めていたような気がします。
しかし、バブルが崩壊し、平成大不況の中、1998年、クラレ白鷺は、約30年もの歴史にピリオドを打つことになったのです。
クラレ白鷺の跡地
クラレ白鷺の看板の見えていた野田駅付近に行ってきました。
自分の記憶を頼りに、野田駅と環状線の付近を探索すると、関西スーパーが見えてきました。
この関西スーパーの横には巨大なマンションが建てられています。
電車の社窓から見えた感覚としては、このあたりにクラレ白鷺があったような気がします。
おそらく、跡地は巨大なマンションに変わってしまっているのでしょう。
結婚式の多様化
1980年代は、なんでも豪華に盛大に行うハデ婚が流行っていました。
1990年代は、バブルが崩壊し、堅実でシンプルなジミ婚になりました。
2000年代は、式場での披露宴というよりも、ハウスウェディングやレストランウェディングなどのプライベートを重視できるナチュラル婚になりました。
そして、最近は、結納、婚約指輪、挙式、披露宴などをしない、入籍だけのナシ婚というのが流行ってきています。
ハデ婚にニーズを合わせて栄えていたクラレ白鷺も、時代の流れには逆らえなかったのでしょう。
昔のCMや看板をよく知っている自分としては、少し寂しい気もしますが…。
はじめまして。
私もブログ主様とほぼ同い年の大阪生まれ・大阪育ちです。
私たちが小学生の頃のクラレ白鷺のCMはどこかもの悲しげだった印象があります。
でも・・それがかえってうまく結婚式場らしさを演出できていたと思います。
「へいあんかくーですー」の平安閣のCM もやはりもの悲しげで和風テイストがとても良く印象に残っております。
あと玉姫殿とか高砂殿とかタレントの酒井彩名が関係しているらしい?ベルクラシックとか、結婚式場のCMは名作揃いだと思います。
はじめまして。
コメントありがとうございます。
そして、遅れて申し訳ございません。
そうですよね。
どこかもの寂しげな感じがして、それがかえってよかった気がします。
結婚式場のCMはおっしゃる通り、名作揃いだと思います。
誰でも口ずさむことができましたよね…。
二人のクラレ~、クラレのふたり~
二人は愛を~永久にちか~い~、クラレ白鷺~~♪、、でしたっけ?
確かに、不思議な寂しさもあるメロディでした。懐かしくて涙が(笑)
はてなおじさん様
コメントありがとうございます。
昔は結婚式場のCMが多かったですよね。
しかも、ほとんどが聞いたことのあるような曲ばかり。
そして、耳に残る不思議な寂しさ。
youtubeなどで検索してみても興奮しますよ(笑)