アメリカのトランプ大統領と北朝鮮の金正恩委員長による米朝首脳会談が決裂となったのは記憶に新しいところです。

会談前までは、トランプ大統領が、直近の成果を急ぐあまり、大幅に譲歩すると見られていました。

しかし、北朝鮮の土俵に乗らず、完全な非核化や日本人拉致問題を全面に押し出し、主張を貫いた点については、

「トランプ大統領、さすがだな。」

と思いました。

北朝鮮との問題

本来、日本にとって、北朝鮮との交渉を急ぐ必要はないはずです。

しかし、日本人拉致問題がある以上、そうも言ってられません。

拉致被害者の家族の方々は、もう何十年も忍耐を重ねてきており、現在も非常に高齢になってきています。

講演等で積極的に活動しているようにも見えますが、肉体的・精神的にもう限界なのではないでしょうか。

明日、北朝鮮が拉致被害者を返してくれたとしても、今までの時間を取り戻すことはできません。

北朝鮮の犯した罪は相当に重く、保身のためだけに動いている金委員長は、一体何を考えているのだろうと思います。

飢餓に苦しむ北朝鮮の国民も大きな被害者です。

安倍首相も、この先、なんとか日朝首脳会談にこぎつけ、一人でも多くの拉致被害者を連れ戻してほしいと願っています。

韓国との問題

北朝鮮が話が通じない国というのは昔から有名でしたが、最近はこの韓国も微妙な存在となりつつあります。

まさに

「厄介な隣人」

の代表例です。

日常生活においては、厄介な隣人に対しては、関わらないようにするのが定石ですが、国家対国家の問題ではそうはいきません。

徴用工問題、レーダー照射問題、竹島問題…などなど。

特に、文在寅大統領の政策は最初は八方美人戦略でしたが、最近は支離滅裂になってきています。

アメリカ・日本からも不審に思われ、北朝鮮からも先日の会談決裂で信頼を失いつつあります。

もともと人権派弁護士だかなんだか分かりませんが、一国の大統領であるならば、嘘はつかずに、国と国の約束くらいは、きちんと守るようにしてもらいたいものです。

今後の見通し

屈辱を味わった北朝鮮は、昔のようにダダをこねて、ミサイルだか生物兵器だかで周囲を威嚇してくるでしょう。

中国や韓国が密輸入を許している以上、金体制は維持されるでしょうが、経済制裁は継続・強化され、北朝鮮の国民の生活はますます困窮すると思われます。

中国や韓国が北朝鮮寄りであることを考えると、すべての政策や制裁は希薄化されることでしょう。

やはり、現在の2大経済大国である、アメリカと中国の信頼関係が、すべてを動かすカギとなってくるのでしょうか…。